メットライフ生命「#老後を変える」編集部 2018.3.16この記事の所要時間:約4分

これからの埼玉西武ライオンズを牽引する男

プロ野球選手として4年目を迎えた昨年、78試合中のホームラン数23本は、本塁打率10.52と両リーグを通じてトップという記録を出した埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手。

 

山川穂高選手

 

アジアプロ野球チャンピオンシップの日本代表にも選ばれ、全試合4番で出場するなど、今後のプロ野球界を牽引していくに違いない注目の存在です。

その山川選手の代名詞は、『フルスイング』。

毎打席、全力でバットを振る姿は豪快そのものですが、しかしそれは野球選手としての苦悩の中から見いだした、起死回生のマイルールでもあったのだそうです。

極限のプレッシャーをはねのけたフルスイング

輝かしい活躍を見せた2017年ですが、実は山川選手は一度、2軍に降格していました。2ヶ月をファームで過ごしたのちに1軍復帰した日は、これ以上はないほどのプレッシャーを感じていたそうです。

「代打チャンスをもらったんですが、これで打てなかったら終わりだな、クビになるんだなって思っていました。でも、だからこそ結果を出しに行くしかない、絶対に打つしかなかった」

今後の野球人生を左右しかねない、崖っぷちのバッターボックスで見せた全身全霊のフルスイングは、同点ツーランホームランを生み、その後の大活躍への契機となりました。

「あの極限のプレッシャーに打ち勝てたからこそ、後半の成績があったんだと思います」

全打席フルスイングのわけとは?

かつて思うように活躍できなかった時期は気持ちがくさっていた、と山川選手は振り返ります。

「今自分にチャンスがないのはたまたまなんだと。でも、そんな気持ちでいたら誰からも『あいつやる気ないな』と思われるだけだと気づいたんです」

チャンスは待っていても来ない。チャンスは、自分で技術を向上させて引き寄せるしかない。1軍で試合に出られないよりは、2軍でも毎回打席に立ってテクニックを磨いていけば、チャンスに近づけるはずだと気づいたという山川選手。

そして、多くはないチャンスをものにするためには、常にホームランを狙ってフルスイングでいくのが自分流だと、心を決めたのだそうです。

 

山川穂高選手のスイング

 

しかし、フルスイングにはリスクも伴います。当たらなければ全力の空振りとなりかねず、実際に昨年9月には空を切ったバットの勢いで転倒したこともありました。
そんなリスクにもあえて向き合い、人に笑われることも辞さない。なぜ山川選手はそこまでフルスイングにこだわるのでしょうか?
「僕はホームランが一番すごいと思っているので、そこそこのヒットはいらないんです。常にホームランを狙ってフルスイングでいって、それで当たらなくても1ストライクなんで全然OKです」
その覚悟があったからこそ、極限のプレッシャーに対峙しても自分流のフルスイングを貫き、ホームランを勝ち取ることができたのでしょう。

好調のかげにはリスペクトしあえる奥様のサポートが

山川選手の活躍には、昨年8月に結婚した奥様の存在も大きいようです。

「奥さんとしてはナンバーワンに近いんじゃないかと思います。」

奥様は山川選手が野球だけに集中できるようにと、すべての環境を整えてくれているといいます。食事メニューなどの健康管理は特にありがたいことだそうです。

こういったサポートは奥様が自主的にされているそうですが、実は奥様は大学時代までソフトボールの選手だったため、アスリートとして必要なことをわかってくれていると、山川選手は言います。

夫婦の間ではしばしば野球の技術論が交わされることもあり、奥様の意見には気づかされることも多いといいます。

「でも『こうした方がいい』というんじゃないんですよね。『あの時にこうしたら、こうなってない?』という感じで言ってくれる」

決して押しつけるのではなく選択肢を増やしてくれるような奥様のアドバイスと、それを真摯に受け止める山川選手。互いにリスペクトしあえている関係が、アスリートとしての成長の糧となっているのかもしれません。

原点に戻れば迷いは吹っ切れる

そんな奥様のサポートも受け、プロ野球選手として5年目を迎えた山川穂高選手は、今季ももちろん全打席でホームランを狙っていると言います。だから初球から振ることもためらいません。

「最初の1球は見た方がいいという人もいますけど、僕はそうは思わない。ホームランが打てる球がいつ来るかなんてわからないじゃないですか」

しかし、アスリートに好調不調の波はつきもの。山川選手自身にも、まったく打てる気がしない日もあるのだそうです。そんなときには自身をどう立て直すのでしょうか? 山川選手の答えは明快でした。

「原点に戻ればいい。僕の場合はやはり、フルスイングです。試合で初球からフルスイングすると迷いがなくなって、打てる気がしないという気持ちがどこかにいくんですよ」

 

ベンチでインタビューを受ける山川選手

 

リスクを恐れずにフルスイングで闘い、結果を出して実績につなげてきたからこそ、困ったときはフルスイングに戻る。あえてフルスイングを意識し直すことで気持ちを落ち着ける。それが山川選手が見つけ出したマイルールなのだそうです。

壁に行き当たったら原点に戻る。

プロの野球人である山川選手にとって戻る場所はフルスイングですが、私たち1人ひとりにもきっと自分なりの戻る場所があるに違いありません。新しいことにチャレンジする力にも、困難にあたったときに乗り越える力にもなってくれる「戻る場所=マイルール」を意識して、この先の人生をより良く過ごせるよう、新しいことにチャレンジしていきましょう。

 

山川穂高選手

 

<山川穂高選手プロフィール>
出身地:沖縄県
出身校および球歴:県立中部商業高校~富士大~埼玉西武ライオンズ
生年月日:1991年11月23日
入団:2013年ドラフト 2位で入団

 

 

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Posted: March 16, 2018