メットライフ生命「#老後を変える」編集部 2017.12.8この記事の所要時間:約7分

「趣味は旅行」、言ってみたいけどハードルが高い?

「いつか、イギリスに行ってみたい!」

「退職して時間ができたら、南の国でのんびり過ごしてみたいなぁ」

一度は、そんな願いを抱いたことがある人もいるかと思います。「旅行を趣味にする」ことに対し、漠然とした憧れを抱いている方も多いのではないでしょうか。

特に昨今、国内外問わず「旅行熱」は高まっています。国土交通省観光庁が発表している「訪日外国人旅行者数・出国日本人数の推移」によると、この10年で日本を訪れる外国人と海外へ向かう日本人、どちらも増加傾向にあることがわかります。

 

訪日外国人旅行者数・出国日本人の推移 国土交通省観光庁HP「訪日外国人旅行者数・出国日本人数の推移」を基に作成

 

また、内閣府が発表している「平成23年度 高齢者の経済生活に関する意識調査結果(概要版)」を見ると、60歳以上の方の38.2%が「今後、優先的にお金を使いたいと考えているもの」について「旅行」と回答しています。1位の「健康維持や医療介護のための支出」(42.8%)に次いで2位という結果からも、旅行への関心の高さがうかがえます。

一方で旅行、とりわけ海外旅行に対して「憧れるけれどハードルが高い」と感じている方が多いのもまた事実。時間ができ、旅行に「優先的にお金を使いたい」と考えているはずの高齢者でも、趣味が旅行という方は全体から見てごく少数でしょう。総務省統計局の発表を見ても、高齢者の趣味は自宅から徒歩圏内で実行可能なものが大半を占めています。

 

65歳以上の「趣味・娯楽」の種類、男女別行動者率 総務省統計局「統計トピックスNo.103 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)-「敬老の日」にちなんで- > 5.高齢者の暮らし」を基に作成

 

社会全体の高齢化が進み、活動的な高齢者も増えています。しかし依然として旅行は時間やお金、そして体力がいるハードルの高い趣味、というイメージが根強いのかもしれません。自宅や自宅周辺でできる娯楽が充実しているのでそれで十分、という向きもあるのでしょう。

ですがもし「お金がかかりそう」「準備が大変そう」といったような漠然としたイメージによって、本当は行きたいはずの旅行が先延ばしになっているのだとしたら、あまりにもったいないと言わざるを得ません。

旅行は決して、「お金や時間があってフットワークの軽い、ごく一部のバイタリティあふれる人のための趣味」ではないのです。

最近では交通機関も便利になり、旅行会社も利用者の細かいニーズに応えられるよう、多種多様なプランを用意しています。そう構えずとも、旅行は趣味にできるのです。

そこで本記事では旅慣れていない方に向けて、最近の旅行事情について解説しながら「旅行を趣味にする」ためのステップについて解説していきます。

「行きたかったあの場所」へ行くのは、思っているよりずっと簡単なことかもしれませんよ。

手間いらずなパッケージツアー

初心者向けの旅行の仕方、と聞いてまず思い浮かぶのはパッケージツアー。飛行機などの交通手段やホテルの確保、現地での移動や食事、観光コース……。旅行に必要なものが全て揃っているため、事前の準備はほとんど必要ありません。また、一般的に個人で計画する旅行に比べ、短時間で多くの観光スポットを効率良く回れます。

 

パッケージツアーのイメージ

 

そして旅慣れない方にとって何よりも心強い、添乗員さんが同行してくれるのもパッケージツアーの特徴です。いざというときに頼れる味方が付いているのも、個人旅行と違い安心できるポイントです。本当に何も準備せず出発日を迎えてしまったとしても、添乗員さんに付いていくだけで、ある程度充実した旅行を楽しめます。

最近は観光だけでなく、体験を売りにしたツアーも人気です。定番のマリンスポーツやゴルフはもちろん、インドで本場のヨガを学んだり、イタリアのレストランでシェフから直接料理の手ほどきを受けたりと、各旅行会社が工夫を凝らしたツアーから好きなものを選べます。

デメリットは、自分のペースで見て回れない点。自由行動の時間を設けているツアーもありますが、基本的にはあらかじめ決められたルートを決められたスケジュールに沿って、ツアー参加者と共に回ります。そのあたりが煩わしい、慌ただしくて疲れてしまうと感じる方もいるでしょう。

マイペースに楽しむ個人旅行

それでは、自分で一から計画を立てて行う個人旅行はどうでしょう。旅慣れていて、いわゆる「弾丸旅行」も躊躇なくできてしまう方や、バックパッカーが行うのはこのタイプのものが多いですね。

旅行初心者の多くが「パッケージ型に比べるとかなりハードルが高い」と感じるのではないでしょうか。

確かに、基本的に細かい手続き関係は全て旅行会社に「お任せ」できるパッケージ型に比べると、ある程度は事前準備の必要があるでしょう。しかしパッケージ型では味わえない、個人型の旅行ならではの魅力もたくさんあります。

特に、観光地巡りがしたいというより「現地の人々の暮らしが知りたい」「その土地の普段の姿が見たい」と思っているなら断然、個人型が良いでしょう。

添乗員やツアー参加者がいない分、細かく設定されたスケジュールに従う必要はありません。その時々の天候や気分によって、臨機応変に行先や予定を変更できるのです。

 

地図を見る男性

 

スケジュールに沿って観光客向けに整備された観光名所やレストラン、旅行会社が勧めるお土産屋を巡るパッケージ型の旅も良いでしょう。ですが、現地の人々が使う施設やファーストフード店、スーパーマーケットを覗いてみるのも、また違った面白さがあります。

路上パフォーマンスにふと足を止めてみたり、目的もなくただ道なりに歩いていって、途中気になったパン屋に入ってみたり……。スケジュールに縛られずに気の向くまま、現地の空気を肌で感じることができるのです。

また一昔前、団体料金が適用されない個人旅行はパッケージ型に比べて渡航費や宿泊費などが割高になる傾向にありました。しかし格安航空会社が台頭してきた昨今、計画によっては個人旅行の方が割安になるケースも珍しくありません。事前準備にしても、もちろんパッケージ型よりはすることが多いですが、そこまで綿密な計画を立てずとも、なんとかなってしまう場合がほとんどです。

知らない人との団体旅行に抵抗がある、マイペースな旅行がしたいと言う方にはパッケージツアーより個人旅行がおすすめです。

デメリットとしては、やはり良くも悪くも「自分次第」の面が大きいところでしょう。日本は世界でも安全な国として知られていますから、そこで生活する私たちはどうしても危機意識が弱くなりがち。危険な場所や入ってはいけない場所を調べておき、その付近には決して近付かないようにするなど自衛努力はしておきたいところです。

個人旅行初心者におすすめ!「いいとこ取り」のハイブリッド型

さて、ここまでパッケージツアーと個人旅行についてそれぞれの特徴をお話ししてきました。それぞれ魅力がありますが、パッケージ型に参加することはできそうでも、個人旅行をするのはやっぱりハードルが高い……と感じている方も多いのでは?

そんな方におすすめなのが、パッケージ型と個人旅行型の長所を併せ持つ「ハイブリッド型」の旅行です。旅行会社によって名称は異なりますが、「フリープラン」と呼ばれることが多いです。どういったものかというと、主に往復の交通手段と宿泊施設の手配のみをセット販売している旅行プランのことです。

実際、旅慣れない方々にとって最もハードルが高いのは飛行機やホテルの手配だと思います。その部分を丸ごと旅行会社に任せてしまえるのであれば、だいぶ個人旅行への抵抗が薄まりますよね? 行き帰りの交通手段と寝床は確保できているので、現地では個人旅行と同じように、マイペースに過ごせます。

いきなり全て自由に、と言われても困るという方は、オプショナルツアーを設定可能なプランに申し込むのがおすすめです。

例えば初日はツアーに参加して有名な観光名所を回り、翌日以降は予定に縛られず街を自由に散策する、といったような旅行日程を組めます。

行きたいときに、行きたい場所へ行ける。そんな老後を目指して

交通手段も増え、旅行の方法についての選択肢も増えました。その旅行で自分が重視したい部分や目的さえはっきりさせておけば、最小限の手間や出費で十分満足のいく旅行ができるようになったのです。

今後ますます選択肢が増え、旅行に対しての金銭的、時間的ハードルは下がっていくでしょう。しかしどのように便利な仕組みや方法が登場しても、知らないまま、使わないままでは心理的ハードルは下がりません。

そこで、これから旅行を趣味にしたいという方、特に老後、時間ができたらあちこち見て回りたいという方は、できれば早いうちから旅行体験を増やしておくことをおすすめします。

まずは週末、国内パッケージツアーに参加してみませんか? 日帰りのバスツアーでも良いでしょう。余裕があるなら少し足を延ばして、一泊二日で温泉に行ってみるのも良いですね。

旅行の流れや準備の仕方は、実際に一連の流れを経験する中で慣れていくのが一番です。

最近は一人でも気軽に参加できるツアーが増えていますし、パッケージ型の旅行に慣れてきたらハイブリッド型へステップアップしてみると良いでしょう。ハイブリッド型にも慣れてきたら、個人旅行で完全に自由な旅を。

長期旅行にこだわる必要はありません。日帰りや数日間の旅行だとしても、体験を積み重ねるうちに自分なりの「旅行の楽しみ方」がわかってくるはずです。そうなればしめたもの。胸を張って「趣味は旅行です!」と言えるようになるでしょう。

また、旅行自体に慣れてきたら“普段旅行”に使う費用はできるだけ抑え目にしていくことをおすすめします。

費用をかければかけた分だけ、満足のいく旅行ができる保証があるわけではありません。ですがお金をかけたからこその体験ができる、贅沢な旅行もあるでしょう。

例えば老後、「地中海クルーズをしてみたい!」と思ったとき、時間はあるのに費用面で諦めることになってしまっては、少し寂しいですよね。

若いうちは各旅行会社が提供しているお得なプランや交通手段を賢く使って、時間ができたときに贅沢な旅行ができるように資金を蓄えましょう。

そんな贅沢な旅行を思う存分楽しむためにも、まずは気軽に行ける日帰り旅行から始めてみてはいかがですか?

 

 

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Posted: December 8, 2017