メットライフ生命「#老後を変える」編集部 2018.5.25この記事の所要時間:約6分

5月31日は世界禁煙デーです。その歴史は古く、はじまりは1988年。世界保健機関(WHO)が制定しました。日本でも1992年から厚生労働省がこの日から1週間を「禁煙週間」としています。

2018年、日本の禁煙週間のテーマは「2020年、受動喫煙のない社会を目指して ~たばこの煙から子ども達をまもろう~」です。

日本では「2020年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会の準備及び運営に関する施策の推進を図るための基本方針」(平成27年東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部)において、受動喫煙防止対策の強化が明記され、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会関係府省庁連絡会議の下に、受動喫煙防止対策強化検討チームを立ち上げ、検討を進めています。

東京都も「受動喫煙防止条例」の骨子案を4月に公開し、従業員がいる飲食店は原則屋内禁煙とする案などが検討されています。欧米諸国では禁煙があたりまえになりつつあるなか、日本でもいよいよ「タバコを吸わないのがあたりまえ」という状況になりそうです。

これを機会に禁煙を検討している方もいるかもしれません。でも、なかなかやめられないのがタバコです。厚生労働省が禁煙治療を受けた1,308人を対象に実施した「ニコチン依存症管理料による禁煙治療の効果等に関する調査(平成29年度)」によると、治療終了9ヶ月後に禁煙継続していた患者の割合は27.3%と、禁煙を継続することの難しさがうかがえます。

つまり一時的な禁煙ではなく、禁煙を継続し完全にタバコから卒業できる卒煙状態になることが重要です。2018年、WHOの世界禁煙デーのテーマは「Tobacco Breaks Hearts -Choose health,not tobacco」ですが、“禁煙”ではなく“卒煙”できるかどうかが、“この先の健康”と“タバコ”のどちらを選ぶかという分岐点になります。

 

タバコは周囲の人の健康も奪う

タバコに含まれる有害物質や発がん性物質は自分だけでなく、家族や友人など大切な人の健康にも影響する可能性があります。タバコの煙は、タバコを吸う人が直接吸い込む煙ばかりではなく、火のついた先から立ち上る煙もあるのです。

実は後者の煙は前者の煙と比べてニコチンやタール、一酸化炭素が何倍も多く含まれています。この煙を自分の意思とは関係なく吸い込むことを「受動喫煙」といいます。受動喫煙にさらされると、さまざまな病気のリスクが高くなるといわれているのです。

日本の「禁煙週間」は、この受動喫煙を防ぐことが今年のテーマとなっています。

 

今すぐ禁煙活動をはじめてみよう

タバコと縁を切ることが、自分や周囲の健康のために、大切であることはわかっていただけたと思いますが、なかなかやめられないのも事実です。喫煙所に行くことが気分転換のきっかけとして習慣となっていたり、なんとなく口寂しくてつい吸いたくなってしまったりしますが、そんな時に頼れるさまざまなツールがあります。

たとえば、禁煙をサポートしてくれる禁煙補助薬などが挙げられます。大きく分けて「ニコチン製剤」と「ニコチンを含まない薬」があります。ニコチン製剤はニコチンガムやニコチンパッチなどで、口中の粘膜や皮膚からニコチンを少しずつ吸収させ、禁煙初期にあらわれるニコチン切れの症状を軽減して禁煙をサポートします(※1)。ニコチンを含まない薬はタバコをおいしいと感じにくくする作用のある飲み薬で医師の処方が必要です。

どの禁煙補助薬を使うかは本人の健康状況などによっても変わりますので、必ず医師や薬剤師に相談する必要があります。

最近ではこうした補助薬だけでなく、禁煙をサポートする「アプリ」なども多数登場してきました。タバコよりも頻繁に手に取るスマホに、励ましの言葉やアドバイスが返ってくるので、楽しくもうひとがんばりできそうです。こうして禁煙状態を続けていき、今後一切タバコを吸わない「卒煙」を目指しましょう!

 

(※1)参考:日本循環器学会「禁煙ガイドライン」2010年改訂版

※このコンテンツは、2018年5月現在の情報に基づくものです。

※このコンテンツは、一般的な情報提供を目的としており、特定の製品・サービスや特定の医師・医療機関について誘引または推奨することを意図するものではなく、また、お客さま個人の心身の状態を踏まえた医療上のアドバイスを提供するものではありません。お客さまがご自身の治療方法・健康法を開始または変更する場合はその前に、医療専門家にご相談ください。

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Posted: May 25, 2018