メットライフ生命「#老後を変える」編集部 2018.2.9この記事の所要時間:約6分

趣味を持つシニアは7割が「生活に満足」

定年退職後は自由に使える時間が増えるため、趣味の時間を満喫したいと考えている人も多いのではないでしょうか。総合マーケティング支援を行うネオマーケティングが全国の趣味を持つ60歳以上の男女1,000人を対象に調査し、2016年5月に発表した「シニアの趣味に関する調査」では、趣味を持つシニアが「生活に満足している」と答えた割合は7割を超えるという結果が出ました。さらに6割以上のシニアに趣味を通じてできた友人・知人がおり、中でも「11人以上いる」と答えた人は約2割。こうした結果から、趣味を持つことで交友関係が広がり、生活の満足度が上がっていることがわかります。しかし今後は、現状の年金制度が維持され十分な社会保障が受けられるかという不安があるのも事実。今のうちから趣味を見つけ、老後の幸せを考えていくことも大切なのではないでしょうか。

趣味を始めたきっかけとして一番多かった理由は42.9%の「健康維持のため」、次いで「ストレス発散のため」と心身の健康のために始めたという人が多いようです。年齢が低いほどストレスを感じている傾向にあるので、今の時期から趣味を持つことは、少なからず老後の健康に影響を与えそうです。また趣味の種類によっては、場所を選ばず気軽に始められるものや自分のペースで続けられるもの、さらには知識の増加や脳の活性化、健康維持が期待できるものもあるようです。

では、シニアに人気の趣味とは一体何でしょうか。同社の調査結果では、第1位は62.4%で「パソコン・インターネット」、第2位は57.4%で「旅行(日帰り含む)」、第3位は38.5%で「読書」となっています。そのほか男性は「スポーツ観戦」、女性は「手芸・園芸」など性別によって人気度が大きく異なるものもありました。

そこで今回は、ランキングに沿ってシニアがハマる趣味にはどんな楽しみ方があるのかをご紹介しながら、その趣味が老後の人生にどのような影響を与えるのかを探ってみます。

シニアがパソコン・インターネットでオンラインショッピングを楽しむ理由

ランキングで第1位だった「パソコン・インターネット」。性別で見てみると男性が65.7%、女性が53.6%と男性のほうが割合的には多かったものの、全体的に高い人気を示しています。ではシニアはパソコンやインターネットを使って、何を楽しんでいるのでしょうか。同社の調査によると、「オンラインショッピング」が76.7%と最も多い回答でした。外出しなくてもよく、重い荷物を持たなくても欲しいものが手に入るという点がシニアにとっても便利なのではないでしょうか。

 

ネットサーフィンをするシニアのイメージ写真

 

「オンラインショッピング」の中でも特に多くの人が利用しているのが「頒布会」です。「頒布会」は「定期購入」とは違い、月に一度毎回異なる商品が届くシステムで、食品や酒、服など手軽なものから高級品まで幅広いラインナップが魅力です。「頒布会」には「買う」というよりも、「届く」というワクワク感があり、プロがセレクトした商品や今まで知らなかった商品との出合いなど、日常生活に小さな楽しみをプラスしてくれる存在といえるでしょう。

そのほか、映画鑑賞や音楽鑑賞、電子書籍、ゲームなどパソコンにはさまざまな楽しみ方があります。現在では「YouTube」のように無料で使える動画サイトもあり、アカウント登録をしなくても簡単に視聴することができるので、気軽に始められます。

マイペースに続けられる旅行。シニアは“のんびり過ごす”がマスト

国内旅行から海外旅行まで、老若男女が楽しめる趣味「旅行・レジャー」。国内旅行では、バスツアーで日帰り旅行を楽しんだり、ちょっと足を延ばして1泊2日で四季折々の風景やグルメを楽しめます。また、海外旅行では異文化の魅力に触れながら日常ではできない経験をしたり、現地の人との触れ合いなどを楽しめたりするのが魅力です。「趣味やレジャーに関する態度・行動」についての質問では、「旅行に出掛けた先では、温泉などにつかってのんびりしたい」という回答が最も多く、お金がかかってもいいからのんびりした時間を過ごしたいと考える人が多いようです。

 

温泉旅行のイメージ写真

 

また旅行のスタイルをパッケージ型から個人型にすることで、より自分のペースで旅行を楽しむこともできます。パッケージ型に比べて、ある程度の事前準備は必要になりますが、「現地の人々の暮らしが知りたい」「普段の生活に触れてみたい」と思っているなら、個人型のほうが自由な時間を過ごせるでしょう。天候や気分によって予定を変えられるのも、大きなポイントです。

旅行で時間を忘れてのんびり過ごすことは、体内の生活リズムをリセットすることにつながり、心身のリフレッシュが期待できます。自然の中で過ごすキャンプも生活リズムが整い、健康的な生活ができるといいますが、旅館やホテルに宿泊する旅行でものんびり過ごすことで同様の効果が期待できるでしょう。

白熱する試合を観ながら、健康につながるスポーツ観戦

性別ごとに分けた際、男性に人気が高かった「スポーツ観戦」。元々スポーツをやっていたという人はもちろん、たとえ経験がなくても選手たちの一生懸命プレーする姿を応援することは、日常の生活ではなかなか味わえない非日常的な体験を提供してくれます。ルールを知り、知識を増やし、選手を懸命に応援することは、ストレス発散になるだけでなく、脳が活性化することも期待できます。

例えば試合会場へ足を運び、臨場感あふれる試合を目の前で観戦しながら体を大きく動かして応援することは、普段運動をしない人にとっては軽い運動となります。厚生労働省が定めた国民向けのガイドライン「アクティブガイドライン」では、1日10分でも体を動かすことを勧めています。ジョギングやランニングなどの運動を始めるよりももっと気軽に、そして楽しみながら体が動かせるスポーツ観戦は、脳の活性化や老後の健康維持の効果が期待できそうです。

手芸や園芸を通して手指から受ける刺激が、脳を活性化する

一方で47.1%と女性に高い人気を得ているのが「手芸・園芸」です。手芸には刺繍やかぎ針編み、棒針編み、クロスステッチ、パッチワークなどさまざまな種類があり、それぞれ仕上がるものも異なるため、自分好みのものを選ぶことができます。現在では、必要な材料が全て揃う「手芸キット」も数多く販売されており、初心者でも簡単に始められるのも人気の理由です。

また庭やベランダで気軽にでき、道具も近くのホームセンターなどに行けば一式揃えることができる「園芸」は、自宅で花や緑に囲まれた生活ができ心が和らぐと、シニアだけでなく最近では若い世代にも人気が高まっています。ミニトマトなどの野菜を育てて食べる「家庭菜園」も季節ごとの野菜を楽しむことができるのでおすすめです。初心者の人には、耐暑性や耐寒性に強い小松菜や虫をあまり寄せ付けない水菜、品種改良が進み耐病性もあるほうれん草が育てやすいでしょう。

 

盆栽のイメージ写真

 

脳専門の医師によると、「手芸」や「園芸」は手を動かす、目を動かす、毎日世話をするなど脳のいろいろな場所を使うため、脳を活性化させるといいます。こうした趣味を持つことが、脳が働くベースを作りあげるのだそうです。

心から楽しめる趣味を見つけ、楽しく老後を過ごそう

気軽に始められ、自分の好きなペースでずっと続ける趣味ができる。そして共通の興味を持つ友人・知人が増え、コミュニティがどんどん広がっていく未来は、想像するだけで期待に胸が高鳴りますよね。今回ご紹介したように、趣味を持つということは、今後の人生をより楽しく過ごすことができるだけでなく、病気の予防や健康維持にも影響がありそうなこともわかりました。実際に、調査結果で「生活に満足している」と答えた人が7割を超えていることからも、心から楽しめる趣味を持つことが人生を有意義に過ごすための大きなカギとなりそうです。

 

 

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Posted: Feburary 9, 2018