メットライフ生命「#老後を変える」編集部 2018.6.15この記事の所要時間:約4分

「多くの人が入っていて、多くの人がどこか不満を感じている、それが保険ではないでしょうか」

そう話すのは、福岡県北部に位置する北九州市小倉の保険の総合代理店、株式会社ライフキット(以下、ライフキット)の田名網亜衣子代表(以下、田名網さん)。同社は地域密着をモットーに、現在17名が所属する会社です。田名網さんは、地元である北九州市小倉出身。証券会社に勤務していましたが、お父さまの誘いで28歳の時に保険業界へ。

「証券と違い、保険は加入した時にお客さまにメリットはあまりないように感じてしまうかもしれません。保険はあくまで『もしものとき』の存在ですから。それなのに、感謝していただける。こんな素敵な仕事はないと思いました」

とはいえ、現在にいたるまでの道のりは平坦ではなく、最初のお客さまにはお申し込み後に契約を撤回されてしまったといいます。

「もともとお付き合いのある保険会社の方と同じ内容で契約するからと言われてしまって」

そのとき、お客さまとの信頼関係について深く考えるきっかけが生まれたといいます。またその体験が、冒頭の「保険の不満」につながるともいいます。

 

保険の不満の理由について語る田名網さん 保険の不満の理由について語る田名網さん

 

「保険の不満には大きく2つあると考えています。1つは商品の不満、1つは担当営業の不満です。商品の不満は、私たち担当営業がお客さまのライフスタイルにあわせて考えてしっかりご提案すればいいので、結局は担当営業の不満が最大といえるかもしれません。実際にお聞きすると、担当がすぐ変わってしまうというご不満をもたれている方がすごく多いのです」

そこで、田名網さんは自分の方針を「一生担当」にしたといいます。

「28歳の時から、お客さまに対して一生担当します! と伝えていました。そのころにご紹介を通して出会ったのが、あるお客さまです。この方にも、同じように一生担当をご説明して、お客さまになっていただきました。また、同じタイミングでその方のお子さまである、娘さんご夫婦にもお客さまになっていただきました。」

「一生担当」の約束を守るために

「一生担当」のスタンスで田名網さんは、お客さまとの関係性を深め、また新しいお客さまとのつながりを生み出していきました。

 

田名網さん

 

「ただ、ここで問題が起きました。先ほどのお客さまもそうですが、次の世代がお客さまになっていくと、当然、私より若い。これでは一生担当ができなくなってしまいます。私の方が先にいなくなってしまいますから。お客さまとの約束を守れないと思い、個人事業主と比べてリスクが高いのは覚悟の上で、法人化に踏み切りました。法人化すれば、自分がいなくなっても、お客さまをその法人が見守っていくことができる、その思いを常に抱いて毎日を過ごしています。もちろん、簡単にいなくなるつもりはありませんけどね」と軽やかに笑います。

会社経営は大変だとは話しつつも、うれしいこともあると田名網さんは語ります。

「今年、先ほどの娘さんご夫婦のお客さまのお子さんが、18歳になり保険の契約をしにきてくれたんです。これで、親子三世代がお客さま。最初にお会いしたのが3歳の時でしたから、感無量ですよね。会社にしておいてよかったと思います。いまならこの人にも一生涯寄り添える、守っていけると思えます。」

一方で、少し寂しい面もあるといいます。

「個人で仕事をしていた時は、全てのお客さまの窓口は私でした。法人化して、スタッフが対応するようになると、世代の近いもの同士で相談しあったりして私に連絡がこないこともあります。全てのお客さまに寄り添うつもりで働いている私にとっては、ちょっと寂しく感じることもあります」と笑顔の中に少し寂しさをのぞかせます。

経営者として多忙な田名網さんですが、スタッフから相談があれば、どんなに些細なことでも常にアドバイスをしているそうです。

「お客さまだけでなく、地元の方々にももっと知ってもらいたい。ですから私たちライフキットでも、地域の方向けにマネーセミナーを行なっています。参加者は20〜70代までと幅広いです。日本人はお金のことを知らない方が多い。そしてその方々は不安に思っている。その不安を解消していただきたいと思っています。今は、知っておくとよい知識がたくさんあります。みんながそれを知り、みんなが幸せになる。世直しをする気持ちで向き合っています。保険の仕事は人生に寄り添う仕事。他にあまりない仕事です。いかにお客さまを守り続けるのか。その思いの強さは地元で一番でありたいと思っています」

 

地元に根差したライフキットの店舗 地元に根差したライフキットの店舗

 

その思いの強さで、印象に残る出来事があったといいます。

「お客さまからお電話があり、ティーペック(※)の電話番号を教えてください、とおっしゃるんですね。どうされたのですか? と聞いたら、旦那さまが吐血されたと言うんです。すぐ救急車呼びましょう! と叫んでしまいました」

不測の事態が起こった時に、自分を思い出してくれたのがうれしかったと、田名網さんは振り返ります。

「私たちライフキットは、お客さまに対して一生涯寄り添うパートナーであるという理念を持っています。その理念が通じた出来事だったと思えます。先ほどのお客さまの旦那さまは入院され、その給付請求を当時入社したばかりの社員が担当しました。担当の日報には『いざという時に今回のようにお客さまの役に立たねばと思った』と書かれていました。個人事業主から法人化したことで、私の思いが会社の思いになり、スタッフの思いになって広がっていくことを感じることができました」

お客さまと世代を超えて持続的に寄り添うために、田名網さんは「思い」のバトンをつなぐ挑戦をつづけられています。

 

田名網亜衣子さん

 

<田名網亜衣子さんプロフィール>
北九州市出身。証券会社にて実践的な金融知識を学ぶ。その後、28歳で保険業界へ転身。現在は多数のFPが所属する株式会社ライフキット代表。FP・住宅ローンアドバイザー・相続診断士などお金に関するさまざまな資格を持つスペシャリスト。22年のキャリアと幅広い知識を生かし、お金のホームドクターとして活躍中。

 

(※)ティーペック株式会社。メットライフ生命の保険の加入者向けに『健康生活ダイアル24』のサービスを提供。

 

 

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Posted: June 15, 2018